こんにちは!コーディネーターの佐々木です。
本日はマンションの構造についてご説明いたします。
マンションの構造って実はリノベーションにも大きく影響いたします。
マンションを購入してから自分の「希望のリノベーションができない」とならないよう最後までご確認ください。
マンションの購入検討する際に1度はみなさんも気になった事があるかと思う構造について、すこし噛み砕いてご説明いたします。
1, RC(鉄筋コンクリート)造、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造、S(鉄骨)造とは?
マンション、戸建に関わらず物件資料には必ず構造が記載されております。
そこにはマンションの場合、RC造、SRC造が多いと思います。
これはマンションの柱や壁に使用される材料によって分類されています。
2, 構造の説明
① RC(鉄筋コンクリート)造
RC造は、コンクリートの中に鉄筋が入っている構造のものです。
② SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造
SRC造は、コンクリートの中に鉄筋と鉄骨が入っている構造のものです。
③ S(鉄骨)造
S造は、鉄骨を使用して建物の構造部分を作っている建物です。また鉄骨造には軽量鉄骨と重量鉄骨がございます。
3, ラーメン構造と壁式構造とは?
マンションの構造には上記で説明した構造以外にも重要な構造があります。
それは材料の組み立て方によって変わるラーメン構造と壁式構造です。
① ラーメン構造
多くのマンションで採用されているのが、ラーメン構造です。
ラーメン構造とは柱と梁で建物全体のフレームを作る構造となります。
② 壁式構造
地上5階以下の低層マンションで採用されることがあるのが、壁式構造です。
壁式構造とはラーメン構造の用に柱と梁で建物を支えるのではなく、耐力壁で建物を支える構造となります。
4, マンションの構造によってリノベーションで注意すること
① ラーメン構造の場合
ラーメン構造で注意する所は梁です。築40年前後のマンションでは室内の段差が多い場合がございます。
それを解消するために、低くなっている床をリノベーションで上げて室内全体をフラットにする事がございます。
そうすると梁が低い位置にあるマンション場合、背の高い方だと梁が頭に触れてしまう可能性もございます。
物件内覧の際は梁の高さを注意して確認しましょう。
② 壁式構造
壁式構造で注意する所は耐力壁です。壁式構造のマンションは壁で建物を支えているため、壁を壊すことができません。
例えば、リビングとその横の和室の間の壁を撤去して、大きなリビングにしたいと考えていたとしても、現状のリビングと和室の間の壁が耐力壁だった場合は、その壁を壊すことはできません。
こちらは物件内覧時にわかりにくいため、建築のプロにご確認ください。
もちろん弊社のスタッフは全員どの壁が壊せる壁か、壊せない壁なのかわかりますので、ご安心ください。
マンションの構造は色々種類がございます。
リノベーションをおこなう場合は、リノベーション後のお部屋をイメージしながら構造についても確認が必要となります。
これはとてもむずかしいので、必ずプロに相談して一緒にお部屋をご確認ください。
自分が思っていたリノベーションができなかったとなってしまわないよう、注意してください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。